経営の勉強をしたくても、まとまった研修時間を確保しにくい。そんな小さな会社の経営者や担当者が検討できる学習サービスが、中小機構の中小企業大学校による「WEBee Campus オンデマンド講座」です。
自分の都合に合わせて学べる公的な動画講座
中小機構の公式案内では、仕事に活かせるテーマの動画を200本以上提供し、無料で利用できるとされています。利用登録フォームからの申込みが案内されています。令和8年度からは、旧「MANABee Campus オンデマンド講座」の名称が変更されています。
公式ページには、日時を決めて参加するオンライン研修も掲載されています。こちらとオンデマンド講座では受講方法や条件が異なるため、すべての研修が無料だと考えず、選んだ講座の案内を確認しましょう。
動画を選ぶ前に、困っている場面を一つ書く
最初から多くの動画を見るより、「今の仕事で何を変えたいか」を決めてから探すと、選ぶ基準がはっきりします。例えば、職場の片づけが続かないなら、公式案内に挙げられている「現場に学ぶ5S」のようなテーマを入口にできます。
学ぶ人、困っている場面、視聴後に試したいことを一行ずつメモしてみてください。会社全体の課題を一度に解決しようとせず、一つの場所や作業を対象にすると、現場で確かめやすくなります。
視聴後は小さく試す予定まで決める
ここからは編集部による活用の提案です。動画を見た後に、覚えておきたい点を三つ以内に絞り、そのうち一つを実際の仕事で試す予定を置きます。
- 学んだこと:自社にも関係しそうな考え方
- 試すこと:誰が、どの作業で、いつ実施するか
- 振り返ること:実施できたか、困った点は何か
例えば共有棚の置き場所を見直すなら、担当者と対象の棚を決め、翌週に使いにくさが残っていないか確認する、といった進め方です。これは架空の活用例で、講座の内容や改善効果を保証するものではありません。
社内で共有するときは、視聴先と自社のメモを分ける
他の担当者にも紹介したい場合は、公式の案内ページを共有します。動画の転載や配布を前提にせず、利用条件を確認してください。自社で試した内容は別のメモにまとめると、教材の説明と自社の判断が混ざりません。
学習の目的は動画を見終わることだけではありません。見直したい仕事を一つ選び、試した結果を振り返ることが、日々の業務につなげる入口になります。
利用前に確認したいこと・公式情報
対象の案内は中小企業者・中小企業支援担当者向けです。地域の会場へ通う形式ではなく、オンラインで利用します。今回紹介したオンデマンド講座の受講料は無料ですが、通信環境などは利用者側で準備します。申込み方法、配信状況、利用条件は公式案内で確認してください。補助金の給付や採択を伴う制度ではありません。
情報確認日:2026年10月6日。出典:中小機構・中小企業大学校「web研修」。